植毛手術の跡は残る？残らない？手術法の違いを踏まえ解説！
植毛手術後は跡が残るのか
植毛はメスを使った方法とメスを使わない方法がありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。
傷跡に関してはメスを使う方法の方が残りやすいですが、メスを使わない方法でも傷跡がまったく残らないわけではありません。
この記事では、傷跡に関することも含め、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
そして、そのうえでどういう人にどちらがおすすめかを説明していきます。
植毛の知識について紹介
植毛には人口毛植毛と自毛植毛があります。
その違いは、言葉のイメージ通り人口毛を移植するか、自毛を移植するかの違いです。
どちらも薄毛治療に効果的ですが、現在は自毛植毛が主流です。
人工毛は自分の毛ではないので、頭皮が拒絶反応を起こすことが多く、また定着率も悪いです。
基本的に人工毛は人体にとっては異物なので、体から排出しようと体は働きます。
頭皮が元気であればあるほどむしろ定着率は下がります。
一方で、自毛は体にとって異物ではないので、自毛植毛手術は定着率が高いです。
植毛で跡が残りやすいのはメスを使ったFUT法
自毛植毛は上述の通り定着率の高さにメリットがありますが、切除した際に傷が残りやすいです。
植え付けた方の皮膚の傷跡は術後2～4週間で治りますが、切除した側の後頭部や側頭部の傷跡は残りやすいです。
特に後頭部から多くの皮膚を切除する場合が多いので、後頭部に植毛の傷跡が残る場合が多くなります。
植毛で傷跡が目立つのはどこの部位なのか
自毛植毛は後頭部から多くの皮膚を切除してくるので、そこに傷跡が残りやすいです。
後頭部からドナー採取したあとは縫合するので、その縫合跡が残ってしまいます。
手術跡が残るかどうかは医師の技術に依存するので、アイランドタワークリニックのように評判の良い病院を選ぶことが失敗を避ける上では重要です。
植毛跡が残りにくいのはメスを使わないFUE法
自毛植毛はメスを使う方法とメスを使わない方法がありますが、メスを使わないFUE法の方が傷跡は残りにくいです。
FUE法ではメスで皮膚を切り取るのではなく、毛包一つ一つを採取して移植するので、皮膚に大きく縫合跡が残ることはありません。
採取場所に小さな傷跡が残ることはありますが、大きく手術跡が残ることはありません。
FUT法とFUE法のメリット・デメリットを比較する
メスを使うか使わないかは定着率も参考にする
定着率はメスを使ったFUT法の方が高くなります。
皮膚ごと移植する分定着率は高く、植毛後に毛が生えてきやすいということです。
FUE法は傷が残りにくいというメリットはありますが、定着率が低いというのはデメリットです。
傷跡に関してはFUE法の方が傷跡が残らない分メリットがありますが、トータルで見ると一長一短です。
医師と相談しつつ、自分の希望や効果に見合った方法を選択することになります。
どちらの手法も心配はあるかもしれませんが、毛髪を手に入れることは現状ではそれなりのリスクも費用も支払う必要があります。
坊主やスキンヘッドといった髪型にすれば問題が解決しますが、男性型脱毛症に抗い理想の髪型を追い求める人もいます。
人によっては頭皮に傷を作ってまで髪を生やす意味があるのかと思うかもしれませんが、本人的にはヘアは重要と考えており、その辺は人それぞれです。
今後はよりロボットによる医療技術も進んでいくので、より精度が上がることが予測されています。
FUT法とFUE法の植毛費用を比較
各クリニックごとに費用は異なりますが、相場としては、メスを使わないFUE法はメスを使ったFUT法の倍程度の料金が掛かります。
メスを使わない分一つ一つの毛根に対して施術するので、手間も時間もかかるからです。
植毛はグラフトという毛の2、3本の束の単位でカウントされます。
そして、グラフトごとに料金が設定されています。
本数が多くなればなるほど1グラフト当たりの料金は下がります。
たとえば湘南美容外科クリニックの場合だと、500クラフト50万円程度で、1グラフト当たり1000円弱です。
つまり、1本当たりだいたい400円くらいということになります。
そう考えるとかなり高いですが、このくらいが相場になります。
グラフトという単位は束にしているからそう数えている面もありますが、1本当たりで換算すると患者が料金がかなり高いことに気付いてしまうので、誤魔化すためにグラフトという単位を用いている面もあります。
植毛は外科手術のなかでも保険適用外で、料金も高いのでよほどハゲにコンプレックスがある、もしくはお金に余裕がある人が行っています。
植毛費用についてもっと詳しく知りたい方はコチラもチェック！
⇒自毛植毛費用の相場を徹底比較！気になる費用の平均額とは？
FUT法とFUE法の仕上がりまでの期間比較
メスを使わないFUE法は施術自体は多少時間が掛かりますが数時間の範囲で、また手術終了後の回復は早いです。
皮膚を切除していないので、その分後遺症は少ないです。
メスを使うFUT法では、皮膚を切除して縫合する分回復するまでに時間が掛かります。
FUT法とFUE法の植毛手術の精神的負担比較
精神的負担に関しては人によって異なりますが、FUT法の方が皮膚を切除する分精神的な負担が大きいでしょう。
麻酔はもちろん使用するので痛みはありませんが、皮膚を切除して張り付けるという手術は印象的に痛そうな感じがします。
また手術後治るまでに時間が掛かるので、その点でも精神的に負担になります。
可能な限り頭皮を気遣う必要があり、面倒です。
施術前にも施術後にも不安があります。
ある程度状態が回復してくるまでは見た目も痛々しいです。
大切なのは気の持ちようで、髪の問題は気持ちで改善します。
そもそもハゲを気にしなければ植毛する必要も育毛剤を使う必要もないです。
薄毛に植毛するのはそもそも不自然な行為なので、不安はあるでしょう。
施術後を残してまで毛を生やすメリットは人によって感じ方が違います。
頭頂部や前頭部がハゲていても本来は特に問題ないので、精神的負担を負ってまで植毛する必要はありません。
やはり必要ないことをやるわけなので、精神的負担が大きいことをする必要は特にありません。
FUT法を安心して依頼できるクリニックとは
FUT法を安心して依頼できるクリニックは、アイランドタワークリニック、紀尾井町クリニックなどがあります。
評価が高くネット上に体験談も多いので、安心して施術を依頼できます。
上記クリニックについてもっと詳しく知りたい方はコチラもチェック！
⇒アイランドタワークリニックの植毛体験者の評判を徹底調査！
⇒植毛といえば紀尾井町クリニック！料金や評判をチェック！
FUE法を植毛跡を残さずできるクリニックを紹介
傷跡に関しても、上述の安心して依頼できるクリニックと同じです。
依頼できるクリニックは当然傷跡も残さないクリニックです。
傷跡は残すが安心して依頼できるということはまずありません。
傷跡が残るかどうかも重要な技術力です。
植毛跡についての要約
植毛跡はある程度残ることは覚悟しておいた方が良いですが、なるべく残さない方がもちろん良いです。
そのためにできることは、良いクリニックを選択することだけでしょう。
口コミや体験談から良いクリニックを選定し、カウンセリングを受けることです。
縫合法や手術の特徴に目を向けるよりも、実績に目を向けた方が素人でも判断しやすく、また確実です。
そのため、技術内容についてある程度知識を入れて理解することは重要ですが、それ以上に実際にレビューを見て、信頼できるかどうかを判断すると良いです。
植毛手術の跡は残る？残らない？手術法の違いを踏まえ解説！関連ページ
- 直毛の人でも植毛後にくせ毛になってしまうってホント？真実は？
- 植毛後くせ毛になった！？植毛後一時的にくせ毛が生えてくる可能性は十分にあります。深く植えすぎると生えてくる際に毛穴で変に矯正されてくせ毛になることもありますし、植毛したては毛の栄養が十分ではないので、しっかりと真っすぐ生えないこともあります
- つむじ植毛のメリットや費用、デメリットを事前にチェック！
- つむじが薄いなら自毛植毛で解決「つむじがハゲたから植毛したい」「でも植毛のリスクが気になる」といった人に、植毛のメリット・デメリット、基礎知識について紹介します。費用相場やクリニック紹介も行うのでぜひ参考にしてください。つむじ
- 植毛ってバレる？バレたくない人に植毛バレを防ぐ考え方を紹介
- 植毛バレは恥ずかしいからなるべく避けたい「植毛はバレるのか」「なるべく植毛してもバレたくない」ということであれば、植毛方法の違いや実際の体験談を知る必要があります。この記事では、植毛方法ごとのバレやすさの違い、対策、実体験などを紹介していき
- 自毛植毛をローンや分割払いでやってみたい！その際の注意点！
- 一括払いは無理でもローンで自毛植毛髪の毛が薄くなってきたため自毛植毛をしたいと思う人もいるでしょう。しかし基本的に保険適用外の治療で高額な料金になり、資金的に問題があって自毛植毛に踏み切れない人が多いかもしれません。けれども自毛植毛でもロー
- 植毛の傷は残る？隠せる？坊主にしても大丈夫？最適な方法は？
- 植毛の傷があっても坊主に出来る？後頭部が怪しい植毛後坊主やスキンヘッドにしても傷跡は目立たない？植毛の傷は残る？といった疑問をお持ちの方がいるかもしれません。この記事では、植毛後の傷が残って目立つのか、目立たなくするにはどうすれば良いのか、
- 植毛後の散髪はどうしたらいい？注意点と対処法を徹底解説！
- 植毛後の散髪の注意点！美容室ではどのようなカットが良いのか植毛後の散髪っていったいどうなるの？という疑問をお持ちの方は多いでしょう。実際に植毛した人がどのようにしているのかを紹介し、なぜそうしているのかも解説します。ぜひ参考にしてください。
- 自毛植毛手術を受けたその日に家に帰れる？入院は必要？日帰り？
- 自毛植毛手術って日帰りでできるの？最近は数ある薄毛治療方の中から自毛植毛手術を選択する男性が増えていることをご存じでしょうか？以前は少し敷居の高い治療法であった自毛植毛手術ですが、それだけ一般に認知されるようになってきたということなのでしょ
- 自毛植毛の効果は永久なの？体験者の口コミから真実を徹底検証！
- 薄毛治療で半永久的な効果を期待するなら自毛植毛で決まり！薄着治療の決定打として人気の高い自毛植毛ですが、健康保険適応外の自費治療となるため、どうしても初期費用が高額になります。そのため、自家植毛をためらっている方もおられるようですが、治療後
- 植毛は手術が必要⁉痛みの程度はどれくらいなの？耐えられる？
- 痛みが不安で植毛に踏み切れない人が多いって噂は本当？/h3>最近では、技術や医療の進歩にともなって色々な薄毛治療法がありますが、その中でも究極の薄毛治療法と言われているのが自分自身の髪の毛を頭皮へ移植する自毛植毛です。自分自身の髪の毛を移植するわけで
- 植毛は薄毛が進行している人におすすめ！軽い薄毛は育毛など
- 植毛は薄毛がかなり進行してからでも大丈夫？薄毛の進行によって改善策は異なるのか薄毛がどのくらい進行したらどのような処置をとればいいのか、ということに疑問を持っている人は多いでしょう。薄毛治療の方法はいろいろありますが、今の自分の頭皮に最適な
- 自毛植毛費用の相場を徹底比較！気になる費用の平均額とは？
- 植毛費用の平均相場とは？基本料金があるって本当？みなさん植毛には大きく分けて2種類の方法があることをご存知ですか？ひとつは後頭部や即頭部から採取した自分自身の健康な髪の毛を薄くなった部分に移植する自毛植毛。もうひとつは、人工の毛髪を薄くなっ
- 植毛後の赤みは仕方がないのか？痛みや赤みはいつ頃引くの？
- 植毛後は移植部に赤みが出たりカサブタが出来たり結構大変植毛手術後は残念ながらある程度頭皮に赤みやカサブタができます。またそれを気にする人も多いです。この記事では、どのくらいで治るのか、それまでどうやって隠せば良いのか、といったことを紹介しま
- 植毛手術の跡は残る？残らない？手術法の違いを踏まえ解説！
- 植毛手術後は跡が残るのか植毛はメスを使った方法とメスを使わない方法がありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。傷跡に関してはメスを使う方法の方が残りやすいですが、メスを使わない方法でも傷跡がまったく残らないわけではありません。この
- 植毛したいけど手術が怖い方必見！麻酔をすれば痛くない！？
- 植毛の時は麻酔をするって聞いたけど本当？痛みは無いの？みなさん植毛手術には自分の髪の毛を移植する自毛植毛と、人工の髪の毛を移植する人工植毛の2種類があることをご存じですか？なかでも自毛植毛は一度定着してしまえばその後のメンテナンスもいらない