植毛は手術が必要⁉痛みの程度はどれくらいなの？耐えられる？
痛みが不安で植毛に踏み切れない人が多いって噂は本当？
最近では、技術や医療の進歩にともなって色々な薄毛治療法がありますが、その中でも究極の薄毛治療法と言われているのが自分自身の髪の毛を頭皮へ移植する自毛植毛です。
自分自身の髪の毛を移植するわけですから仕上がりの自然さは抜群ですし、移植した髪の毛が定着してしまえばメンテナンスの必要もありません。
植毛は本当の意味で髪の毛を取り戻せる最終手段ともいえる方法ですね。
しかし植毛は医療行為なので外科的手術が必要になります。
そのため植毛をしたいのだけど痛みが不安で手術に踏み切れないという方もたくさんいます。
今回この記事では、そんな植毛手術を受けたいのだけど痛みが気になるといった方のために、植毛手術の痛みについて詳しくご紹介していきます。
実際に植毛をした方の口コミなども紹介していきますので、痛みが不安といういう方は是非参考にしてくださいね。
自毛植毛という薄毛治療法の仕組みとは
植毛には自毛植毛と人工植毛の2種類があるのですが、現在では国内外を問わず自分自身の髪の毛を頭皮へ移植する自毛植毛が主流となっています。
自毛植毛では最初に、後頭部や側頭部から健康な髪の毛をメスや特殊な器具を使用して毛包ごと採取します。
採取された毛包には平均すると1本から4本ほどの毛髪が付いているのですが、その髪の毛を手作業によって1本1本選り分けて行きます。
これは人間の髪の毛には太さなどによって移植するのに適した場所があるからです。
（生え際や分け目など）最終的に採取し選り分けた髪の毛を頭皮へ直接移植していくのが自毛植毛の仕組みとなります。
そしてこの毛包を採取して頭皮へ直接移植するという工程が外科的要素であり、痛いのが苦手という方にとって大きな不安材料となっているのですね。
自毛植毛の手術中の痛みは？麻酔を注射すれば痛くないって聞いたけど本当？
植毛手術中の痛みに関しては、各植毛クリニック共通して手術中に痛みを感じることはないという意見で統一されています。
結論からいいますと、自毛植毛の手術中には患者は痛みを感じることはないというのは本当です。
それはどの植毛サロンで手術をおこなうにしても手術前には必ず麻酔をするからです。
歯医者で治療をおこなったことがある方ならばお分かりかと思いますが、最初に麻酔をする時には少しだけ痛みはありますよね。
しかし麻酔が効いたあとは治療中に患部に痛みを感じることはほとんどありません。
植毛手術もあの感覚に近いものであると言えます。
※痛みを感じる感覚は人それぞれなので、痛みに敏感な方は術中に多少痛みを感じることもあるようです。
植毛手術や麻酔についてもっと詳しく知りたい方はコチラもチェック！
⇒植毛したいけど手術が怖い方必見！麻酔をすれば痛くない！？
自毛植毛の手術で使う麻酔ってどんなもの？
先ほど自毛植毛手術の場合には、施術前に痛みをやわらげるために麻酔をおこなうことは説明したとおりです。
手術前に麻酔をおこなうというと「全身麻酔なのでは？」と不安に感じる方もおられるかと思います。
しかし植毛手術は、頭皮部分だけの施術であるため全身麻酔のような身体への負担が大きい麻酔は必要ありません。
植毛手術の場合は、手術をする範囲に合わせて局部麻酔（局所麻酔）をおこなっていきます。
局部麻酔は全身麻酔と比較すると身体への負担はとても少なく安全といえますので、麻酔が苦手という方も安心してください。
麻酔が苦手な方も事前に鎮静剤投与されるので安心！
歯医者の治療などでも麻酔が苦手だという方はたくさんおられます。
植毛手術の前には局部麻酔をおこなうのですが、最初の1本目の麻酔の時には多少の痛みがあるのは事実です。
中にはこの時の麻酔の痛みが忘れられず術後に「植毛手術前の麻酔がとても痛かった」とおっしゃる方もいます。
こういった体験をした方の意見が「植毛手術は痛い」という噂の原因となっているのかもしれませんね。
しかし実際は局部麻酔を注射する前にも、その痛みを和らげるために手首の静脈から鎮静剤が投与されます。
この鎮静剤のはたらきによって患者の意識はボーっとして半分眠ったような状態になってしまいます。
最初の1本目の局部麻酔は、この鎮静剤が十分に効いてきてからおこなわれますから実際は多くの患者は麻酔を打たれたことすら記憶していません。
それどころか植毛手術が終了するまで眠ったままの患者も少なくないということです。
当然、手術中に痛みを感じることもないのです。
このように実際手術をおこなう時には、各クリニックともに痛みに関して十分に配慮していますので麻酔が苦手という方も安心してくださいね。
※すべての植毛クリニックで鎮静剤の投与がおこなわれているわけではありません。
また、鎮静剤が効きにくい体質の方もおられますので、そういった方は麻酔を打つ時に痛みを強く感じる可能性もあります。
自毛植毛は術後が痛いって聞いたけど本当？
自毛植毛は手術中には麻酔が十分に効いているので、痛みを感じることはほとんどないことは説明してきたとおりです。
それでは麻酔の効果が切れてしまった後はどうなのでしょうか？
この術後に感じる痛みの強さには個人差もありますし、またどのようなタイプの手術を受けたかによっても痛みの度合いは違ってくるのですが、麻酔の効果が切れた後に患部に痛みを感じる方も少なくありません。
しかし植毛手術後には、医師による今後の注意点の説明や痛みが出た場合に備えて痛み止めが必ず処方されるはずですから心配はいりません。
植毛後に感じる後頭部の痛みの主な原因は何？
よく植毛手術後に数日間くらい後頭部に痛みを感じたという方がおられます。
その原因はなんなのでしょうか？
それを知るためには、自毛植毛手術の仕組みを思い出してください。
自毛植毛手術は最初に後頭部や側頭部から毛髪を採取しましたよね、その採取した部分は、特殊な器具やメスなどによっていってみれば傷つけらた状態なのです。
そのため夜寝る時などにその傷口が枕とこすれることによって痛みが生じやすいのです。
術後数日間はなるべく患部の傷口が枕とこすれてしまはないように気を付けましょう。
ドナー採取部分と移植部分どっちの方が痛い？
毛髪を採取した後頭部が就寝時に枕とこすれることによって痛みを感じさせるのは分かりましたね。
それでは、髪の毛を移植した部分の痛みはどうでしょうか？
実際に植毛手術を受けた方の体験によると移植した部分は、髪の毛を採取した後頭部などに比べるとそれほど痛みは感じないようです。
それというのも自毛植毛の場合、毛包を採取するときに後頭部や側頭部に空ける穴の大きさのほうが、移植する部分に空ける穴よりも大きいからです。
そのため、より1つ1つの傷口の大きい採取部分のほうが痛みを感じやすいのですね。
※ドナー採取部分の直径は約1.2mmほど、移植部分の直径は約1mm程度が平均的なようです。
また、クリニックによってはより痛みを抑えられるようにドナー採取時や移植の時に空ける穴をより小さくして手術をおこなえるところもあります。
植毛後の痛みはいつまで続くの？その期間は？
自毛植毛手術後の痛みは個人差がありますが、だいたい1週間から10日前後で治まるようです。
とくに最初の3日ほどは髪の毛を採取した後頭部に痛みを感じるといった方が少なくないようですね。
その後は、毛包を採取した部分や髪の毛を移植した部分に多少の痛みを感じるのと同時に傷口が塞がっていく過程でできた、かさぶたに痒みを感じるようになるようです。
しかし、決して無理にかさぶたを取るような真似はしないでくださいね。
せっかく治りかけた患部が再び傷ついてしまいますよ。
いずれにせよ、痛みが出るようでしたら我慢することなく、処方されている痛み止めを飲めば痛みは治まりますので安心してください。
手術のやり方によって植毛手術後の痛みは違う！
自毛植毛の手術法にはいくつかの種類がある
自毛植毛にはメスを使わないFUE法（FOLLICULAR UNIT EXTRACTION)とメスを使用するFUT法(FOLLICULAR UNIT TRANSPLANTATION)という方法があります。
どちらの施術法を選択するのかでも、術後の痛みの感じ方には違いがでてきますよ。
メスを使用しないFUE法では毛髪を採取する時に「パンチ」と呼ばれる特殊な器具を使用して、頭皮にごく小さな穴（約1mm前後）を開けて毛包ごと採取していきます。
頭皮への負担も少なく傷あとの回復にもそれほど時間はかかりません。
また、傷あとが残ったりする心配もありません。
対してメスを使用するFUT法は、後頭部や側頭部の皮ふごと切り取り（目安としては1㎝×10～20㎝）髪の毛を採取する方法です。
切り取られた部分を縫いつける必要があるので傷あとが残ってしまう可能性もゼロではありませんし、傷口の回復にも時間がかかります。
頭皮への負担の大きな施術方法ではありますが、FUE法に比べると1度に大量の髪の毛を植毛しやすく、移植された髪の毛が定着しやすいのも特長です。
比較的新しい施術方法ではありますが、現在では世界中で一般的となっている施術法ですね。
メスを使わないFUT法の痛みは？
FUT法は毛包を採取する際にメスを使用しない方法です。
傷口を縫い合わせる必要もないので術後の回復も早く、腫れや炎症などといった症状が現れることもあまりありません。
頭皮を大きく傷つけるわけではないので手術後の痛みもそれほど強くないといわれています。
しかし頭皮への負担が少ないFUT法とはいえ、毛髪を採取した範囲が広い場合などは炎症や痛みが現れる可能性は高くなります。
メスを使用するFUE法の痛みは？
メスを使用して頭皮ごと髪の毛を採取するFUE法は、負担が大きい分FUT法に比べると手術後に痛みが強く現れることが多くあります。
傷口を縫い合わせる時に皮膚を引っ張るようにしているために、術後に頭皮が全体的につっぱるような違和感を覚える方も多く、またその感覚が長期間続くのも特徴です。
縫い合わせた傷口が完全に回復するには時間も掛かりますし、抜糸も必要です。
単純に術後のケアの大変さや痛みなどを比較した場合はメスを使用しないFUT法の方が患者への負担は少ないといえます。
頭皮に傷跡が残るのが嫌だという方や痛みの少ない施術を希望される方はFUT法を、多少の傷跡や痛みよりも植毛手術の効率や髪の毛の定着率を優先するならばFUE法がおすすめだといえそうです
自毛植毛の痛みに関する口コミまとめ
自毛植毛手術を実際におこなった方のネット上の口コミや体験談を調査した結果、痛みに関しては以下ようなことがわかりました。
手術中の痛みと術後の痛みに分けて要点をまとめてみます。
・手術の痛み
手術の際には麻酔が効いているので痛みを感じることはないという口コミが多くみられました。
しかし、手術前の麻酔が痛かったという口コミも数は多くはありませんがいくつか見られました。
・手術後の痛み
術後3日くらいは後頭部に痛みを感じるという口コミが多かったですね。
おそらくFUE法（メスを使用する手術）を受けた方の口コミだと推測されます。
傷の痛みが消えるのは10日前後という口コミが多かったです。
また、痛みではないですが、手術を受けた数日後（3日くらい）におでこやまぶたに腫れが現れたといった口コミも見られました。
これは手術中に受けた麻酔が重力によって下にさがってくることによって現れる症状のようです。
（1週間もすると自然と腫れは引くようです）
植毛の痛みは手術法によって大きく違った
植毛手術を受けたいけど痛いのが不安という方に向けて、植毛手術の痛みに関して詳しく解説してきました。
植毛手術では術中は麻酔薬が効いているので痛みを感じることはないが、術後に患部に痛みや炎症が現れることがあるのが分かりましたね。
しかし、メスを使用しないFUT法ならば術後の痛みもそれほどではないので痛みが不安な方にはおすすめです。
また、術後には必ず痛み止が処方されるはずですから痛みが不安で植毛手術に踏み切れなかった方も安心ですよ。
韓国の植毛は安いって本当？
最近は韓国をはじめ海外で手術代や旅費、ホテル代などがセットになった植毛を目的としたパッケージツアーがあるのをご存知ですか？
日本のクリニックと比べると格安で植毛ができると評判になっていて利用する方も増えてきています。
しかし植毛手術は痛みに限らず術後になんらかの副作用が現れる可能性はゼロではありません。
国内のクリニックの場合はそのような時はすぐに対処してもらえますが、海外で植毛手術受けた場合にはそういうわけにはいきません。
また、格安で植毛ができるとはいっても国内のクリニックと比較すると医師の技術レベルや経験、設備の充実度に疑問符が付くのも事実です。
また、植毛手術後の痛みの現れ方には医師の技量に大きく左右されるともいわれています。
仕上がりの自然さや術後の痛み、副作用などを考えた場合には国内のクリニックで植毛手術を受けられることを強くおすすめします。
増毛法の痛みはどのくらい？
植毛手術は術後に多少の痛みが現れることがあるのは説明してきたとおりです。
それではアデランスやアートネイチャーがおこなっている増毛法の痛みはどの程度でしょうか？
結論からいうと増毛法は、頭皮を傷付ける必要がないので痛みを感じることはありません。
施術に際してメスを使用して頭皮を傷付けるようなこともなく、ほぼ手作業のみで増毛ができます。
そのため施術中にも痛みを感じることもなく、もちろん副作用などの心配もいりません。
植毛に比べると頭皮へ負担をかけることなく、気軽に髪の毛のボリュームを再現できるのが増毛法のメリットですね。
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