角栓除去は正しい方法じゃないと肌がぼろぼろに?!
毎日しっかりクレンジングもしているし、洗顔もしているのは、お化粧をする女性としては最低限のケアですよね。
もちろん、疲れた時はささっとクレンジングして終わり!という日もあるかもしれません。
しかし、ふと翌日鏡をみるとごっそりと角栓が見えてショックを受けた。
なんてこと、ありませんか?
小鼻に出来て目立つ黒ずみや、ぎっちりと詰まった角栓汚れ。
ダメだとわかっていても指先で押し出したり、掃除棒で引っ掻いてみたり。
どうにかしたくて角栓ケアをしてみても、あまり効果がなかったり、一時的には良くても、悪化してしまったり。
毛穴に詰まった角栓は、正しくケアをしないとお肌に悪く逆効果となります。
この記事では、角栓や黒ずみの正しい対策方法や角栓予防法。
さらに、角栓除去後の正しいアフターケアの方法まで解説いたします。
これを読んで、脱イチゴ鼻しましょう!
角栓ができる原因って?
正しいやり方で角栓を除去しよう
・下準備
・角栓除去方法
-毛穴パック
-ピーリング
-オイルで拭き取る
角栓を除去した後のスキンケア方法
間違った角栓除去方法は悪化させるだけ!
角栓の原因を根本から除去!角栓の対策方法とは?
角栓の除去方法のまとめ
角栓ができる原因って?
まずは角栓の出来る原因やそのメカニズムについて見ていきましょう。
他の器官と同じく、肌も新陳代謝を繰り返しています。
肌の古い細胞は表層に押し上げられていき、角質となります。
時間が経過すると角質は垢となってはがれ落ちていくのが通常の代謝です。
この肌の新陳代謝はターンオーバーと呼ばれ、よく耳にするのではないでしょうか。
ターンオーバーのサイクルは約4週間。
しかし、ストレスや生活習慣の原因でホルモンバランスが崩れるなど、体調が思わしくない場合、その周期が乱れてしまいます。
すると本来はがれ落ちるべき古い角質が、皮脂と混ざり合い、毛穴などに残ってしまいます。
これが角栓の正体なのです。
角栓ができる原因は、古くなった角質が垢となってはがれ落ちず肌に留まることによります。
そもそも、どうして古い角質が肌に留まってしまうのかというと、ターンオーバーの乱れが原因とされています。
また、どんなにクレンジングをしていても、化粧品の固形物は肌に残ってしまいます。
それゆえ洗顔やクレンジングが十分に出来ていないと、角栓はできやすくなってしまいます。
これらのメイクの残りが交じり合ってしまうと、ニキビになり、さらにシミやくすみの原因にもなっていくこともあります。
お肌のターンオーバーは生活習慣の乱れやストレスだけでなく、加齢なども原因として挙げられます。
いくら気をつけていても、女性はホルモンバランスの影響などもあり、不安定になりやすいものです。
しかし生活習慣については比較的コントロールしやすく、意識して正していくことでターンオーバーを改善できます。
お肌のターンオーバーを整えることにより、角栓による肌トラブルも解消されることが期待できるのです。
なので、いくらケアをしても目立つ角栓ができてしまう、イチゴ鼻を治そうと様々な方法を実践している人は、ぜひ生活習慣も見直してみてください。
正しいやり方で角栓を除去しよう
角栓の除去をしたくても、なにが効果的でどれが正しいのか分かりませんよね。
今回は皆さんも聞いたことがある、特に効果的な角栓除去についてご紹介いたします。
下準備
角栓除去を行う前に、下準備として毛穴を開かせましょう。
角栓をきれいに取るためには下準備を行うことが重要なので、忘れずに行ってくださいね。
<方法>
蒸しタオルを気になる部分にあてがい、肌を暖めましょう。
熱とともに蒸気となった水分が肌に行き渡り、毛穴が開きます。
そうすることで、更にこれから行う角栓除去が効果的になりますし、肌への負担がぐんと軽減されます。
手を抜くことなかれ!スチーマーを持っている方は、ぜひ活用してください。
しっかり下準備を行うことで、効果の期待度は上がっていきます。
角栓除去方法
毛穴パックは粘着テープのような物を貼って、乾かし、はがし取るタイプが主流です。
肌に負担はかかってしまいますが、正しいケアを行えば、ゴッソリと角栓を取れるスッキリ体験ができます。
<シートタイプ>
粘着タイプは、毛穴に詰まった汚れや角栓を高い吸着性により根こそぎ除去することができます。
①毛穴を開かせたところに、しっかりと密着するように隙間なくシートを貼る。
②10分~15分、完全に乾くまで放置する。
③端からゆっくりと持ち上げ、剥がしていく。
<クレイパックタイプ>
洗い流すタイプは、吸着性や抗炎症作用、殺菌作用も期待でき、毛穴の汚れや角栓をキレイに除去してくれ、なおかつ角栓予防に効果的です。
①毛穴を開かせてから、適量を取り出し満遍なく塗っていく。
製品説明書にあるとおりの分量を使うことで、効果が発揮されます。
しっかり塗りましょう。
②所定の時間置いて、洗い流す。洗い残しがないようにしっかりと。
以上2種類の毛穴パックの他に、最近では炭酸パックも人気です。
泡立てて洗顔する際、発泡する炭酸が毛穴よりも小さく、パチパチと音を立てます。
この炭酸が毛穴に入り込んで汚れを取ることができると話題です。
①毛穴を開かせてから、ピーリング剤を手に取り、顔に馴染ませていく。
②やさしくマッサージをするように動かす。
この時、中指と薬指でクルクルと優しく擦ると、余計な力が入らずお肌に優しいです。
③マッサージが終わったら、蒸しタオルで優しく拭き取る。
ピーリングとは「肌をむく」という意味です。
美容においては、肌表面の古い角質を取り除くことを意味し、ターンオーバーが滞った角質を除去します。
肌の再生スピードを速め、様々なトラブルを改善し予防する効果があります。
こちらも拭き取りタイプ、スクラブなどが入った洗顔やクリーム。
ほかにも肌につけてマッサージすると、ポロポロとカスのようなものが出てくるタイプなどがあります。
角質を落とすことで角栓除去、角栓予防へと繋がります。
ピーリングでは天然成分や合成成分、さらには酵素の力を借りて、古い角質を分解してはがれやすくするのです。
①たっぷりとホホバオイルを出した容器に綿棒を入れてオイルを染み込ませる。
②この間に毛穴を開かせる。
③綿棒をクルクルと転がしながら、気になる黒ずみ周辺を動かす。こすらないように優しくする。
④しつこい汚れがあるときは、何本か使って。綺麗になったら蒸しタオルで優しく拭き取る。
例えば無印良品で手に入るホホバオイルを綿棒一本にしっかりと染み込ませ、小鼻のまわりをクルクルと滑らせることで汚れがごっそりと取れます。
これはホホバオイルが人肌に浸透しやすく、毛穴の奥につまった化粧品も浮き上がらせてくれることにあります。
それだけでなく、ホホバオイルには殺菌効果も。皮膚トラブルをおこす黄色ブドウ球菌などを破壊するというデータもあります。
アトピー治療にも使用されているため、肌に優しく角栓除去できるすぐれものです。
また、手軽に手に入るオリーブオイルも有効です。ぜひ試してみてください。
角栓を除去した後のスキンケア方法
角栓除去をして、「スッキリ、キレイになった!」で、終わってはいけません。
今後の角栓防止、肌質アップのためにもスキンケアはしっかりと行いましょう。
ここでは、タイプ別のおすすめスキンケアをご紹介いたします。
・粘着タイプの毛穴パックを使った場合
毛穴パックをした後は、必要な皮脂や皮膚が傷ついてしまっています。
また、毛穴もパックリと開いている状態です。
そのため毛穴を閉じなくては再び角栓が出来てしまいます。
オススメは、ビタミンC配合の化粧水や乳液をつかって入念な保湿ケアです。
そして仕上げに、保冷剤や氷をタオルで包み、パックした部分に当てて冷やすようにしましょう。
キュッと毛穴が引き締まります。
・クレイパックを使った場合
クレイパックの場合は洗い流すことでどうしても潤いが不足して乾燥しやすい状態になってしまいます。
なので通常の化粧水でまずは保湿を行います。コットンで満遍なく保湿をしたら、フェイスマスクを使いましょう。
これでしっかりと保湿すれば肌にも優しく角栓ケアができます。
フェイスマスク後は乳液やクリームでパックしたあたりを優しくマッサージすれば完了です。
・ピーリングやオイルで掃除した場合
オイルでケアした場合は、肌への負担も少なく、洗い流したり拭き取ったあとの保湿を通常通り行えば問題ありません。
ですが、更なる美白肌のためにも追加で保湿をしましょう。フェイスマスクを使ったり、美容成分がたっぷり配合されているものを使ってみましょう。
また、ピーリングの場合は古い角質層が剥がされている状態のため、お肌はとても敏感です。
保湿はもちろんですが、ビタミンC誘導体が含まれた美容液などをつかい、ターンオーバーを活性化させましょう。
間違った角栓除去方法は悪化させるだけ!
・洗顔をしすぎる
角栓だって汚れなんだから、沢山洗えばいいでしょう!と、何度も執拗なほど洗顔をしていませんか?
いくら角栓を綺麗に取りたいからといって、徹底的に落とそうと洗顔をしてもトラブルの元です。
スクラブ入りの洗顔フォームなどで、ゴシゴシと擦るように洗うと、お肌のバリア機能が低下してしまいます。
過剰に皮脂が分泌されると、角栓ができやすくなってしまい、さらに洗うようになって、悪循環にはまっていってしまいます。
洗顔は必要ですが、過度な洗顔は気をつけましょう。
・毛穴の角栓をピンセットで抜くのは絶対にNG!
毛穴からポツポツと飛び出している白い角質。ちょっと大きな物だと、ピンセットで抜いているという人もいるのではないでしょうか。
ピンセットで毛穴から角栓を抜く行為は健康な肌に対してかなり危険な行為。
いくら丁寧に抜いていたとしても、周りの肌をピンセットの先端で傷つけてしまい色素沈着を起こしてしまいます。
更に、無理やり角栓を抜く事で角質層のバランスが乱れてしまい、悪影響を与えます。
角質層は薄く、その厚さはラップ1枚分。ここには水分を抱え込む天然保湿因子や、それらをつなぎとめる細胞間脂質といったうるおい成分が含まれています。
これを破壊してしまうため、水分バランスが乱れ、オイリー肌や混合肌になりやすくなってしまいます。
・指先で毛穴の汚れを押し出す
ついやってしまいがちな毛穴ケアとして、ピンセットではなく指先で毛穴の汚れを押し出すこともあります。
爪で肌を押すと、皮膚に負担をかけるだけでなく、爪に存在している雑菌が入り込んでしまい、ニキビや炎症の原因になってしまうことも。
絶対にしてはいけません!
角栓の原因を根本から除去!角栓の対策方法とは?
せっかくキレイにしたお肌を再び汚しては意味がありません。
最後に角栓のつまりの対策法。そして、角栓の原因の解決法をご紹介致します。
・角栓除去する際に、乱暴に肌を扱うとターンオーバーが乱されて、余計に不要な角質が生成されることになってしまいます。
ケアしているつもりが、さらに悪化させることも。
普段からお肌に触れる時は手荒くせず、優しく触れるようにしましょう。
マッサージなども力加減を間違えずに行うことが大切です。
・不要な角質を生成させないためには、ターンオーバーを乱さないことが一番重要です。
ターンオーバーが乱されると、本来アカとなって落とされるはずの不要な角質が残留する原因になってしまいます。
ターンオーバーを安定化するためには、バランスのとれた食生活、十分で良質な睡眠を心がけるなど、生活習慣を改善することが大切です。
普段、脂っこいものばかり食べていたり、睡眠時間が極端に短いなど原因が思いつく場合は見直していきましょう。
・普段の洗顔のとき、しっかりと洗顔料を落としていますか?
実は、落としきれなかった洗顔料が残ってしまい、それが角栓となってしまっているケースも見られます。
特に髪の毛の生え際などはニキビになってしまい、シミやくすみの原因にもなりかねません。
しっかりと洗い残しのないようにしましょう。
・角栓ができるのは、乾燥肌の人に多い悩みです。
乾燥していると必要な皮脂が不足してしまい、過剰分泌されてしまいます。
なおかつ、お肌が乾燥している=硬いということ。
毛穴が広がりにくい状態のため、古い角質や皮脂が溜まりやすくなってしまいます。
いくら洗顔しても汚れが十分に落としきれず、角栓になってしまうということです。
そういう場合は、セラミドが含まれている美容液を使うのもポイントです。
セラミドは肌の角質層で水分や油分を抱え込んでいる大切な存在です。
セラミドが含まれている美容液は、保湿効果が高く、アトピー皮膚炎の治療にも使われていたりします。
乾燥がひどすぎるという場合は、試してみてください。
角栓の除去方法のまとめ
大奥の女性の悩みである黒ずみの解決策と対策方法、いかがだったでしょうか?
毎日のお手入れにちょっと手間を欠けるだけで、あの憎き角栓やイチゴ鼻もなんとかできそうだと思いませんか?
目立つ角栓を本気でどうにかしたいと思っている方は、まずは1ヶ月のケアを続けてみてください。
ちょうどターンオーバーの周期が回るので、少しずつ全体的にトーンアップした顔が見えるかもしれません!
しかし、毛穴パックなどの角栓除去は1週間に1回程度で抑えるようにしましょう。
あまり負担をかけてしまうと、更にお肌は疲れてしまい、悪化してしまうこともあります。
普段のスキンケアをしっかり行いつつ、週に1度のスペシャルケアで角栓を少なくしていきましょう。
その場しのぎの角栓対策よりも、生活習慣も見直したしっかりした対策を実践するほうが、お肌にも良い結果が生まれます。
綺麗なお肌を手に入れるためにも、頑張っていきましょう!
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