ストレスが溜まり続ける職場の人間関係、どうにかしたい!
人生さまざま人との付き合いがありますよね。
そんな中でも、いろんな人が集まる職場でのコミュニケーションは意外と疲れますよね。
ストレスやトラブルの原因となってしまい、実は人間関係トラブルは転職の主な理由の一つでもあるんです。
そんな職場での人間関係について、トラブルの原因とは?どういったタイプの人に特徴があるのか。
転職を考える前に、人間関係を改善できる方法や、トラブルを起こさない為に気をつけるポイントを紹介したいと思います。
職場の人間関係トラブル多発の原因は一体なに?
良好な人間関係を築くのが苦手な人は、実はとても思考力があり、繊細な傾向がある人がほとんど。
周りのことを深く考えるあまり、人間関係がこじれてしまう…というパターンが多いかと思います。
厚生労働省の調査によれば、職場での人間関係に悩む人の割合は全体の半数といわれています。
そして、職場の人間関係に関するアンケート調査では、職場の人間関係トラブルの原因は以下のように。
1位:苦手な人や合わない人と仕事をしなければならない時
2位:陰口・悪口
3位:怒鳴られるなど、怒られた時
4位:話を聞かない人と仕事をする時
5位:常に監視をされているような状況
「え?こんなのが?」と思う人もいるかもしれませんが、意外と覚えがある人もいるのではないでしょうか。
どれも精神的には辛い、職場の人間関係における事柄。
こういった精神的ダメージやストレスがどんどん溜まっていくと、職場での人間関係トラブルの原因になっていきます。
では、どうしてこのような職場の人間関係に、軋轢を生むような原因が発生するんでしょうか?
原因はたくさんあります。
しかし、その原因の本質としては「受動的な人間関係」であることが言われます。
家庭や学校もですが、同じ職場で働く人を、私たちから選ぶことは出来ません。
特に職場は、学生時代のように気の合う人とだけ接すればいい…という考えは通用しません。
どんな世代のどんな性格の人とも協力し、成果を上げ、業務を続けて行かなければ仕事になりません。
周りの人たちに関しても、年齢はもちろんバラバラであり、上下関係・利害関係・考え方など、多様な人と円滑な人間関係が求められる場所です。
このような環境で人間関係に問題が生じないわけがありませんよね。
こうして職場の人間関係によるストレスが溜まり、トラブルが発生してしまうのです。
職場の人間関係トラブルを改善する方法とは?
すでに人間関係にトラブルがある場合、いったいどう改善すれば良いのか。
まずは職場の人間関係を客観的視点から見つめてみて、それに応じた対処をしていきましょう。
①仲良しすぎてキツイ
特に女性が多い職場ではありがちな、仲良しクラブのような雰囲気。
人間関係が濃すぎると、愚痴や悪口、噂話など聞きたくもない話が入ってくることも。
一旦距離を置いてみるとストレスも軽減されてトラブルを回避できるでしょう。
②パワハラ上司がいる
部下に責任転嫁したり、威圧的に物事を押し進めたり…そういった上司がいる場合は、早急に対処することが重要です。
会社内の相談室や、他の先輩などと相談してうまく切り抜ける方法を見つけるのも対処法の1つです。
③苦手な人を無視しないようにする
どうしても苦手な人には話かけるのも嫌な気分になりますよね。
でも、挨拶からまずは初めてみては?自分は苦手でも、相手はそうではない場合もあります。
それに、定期的に話していれば、相手と自分との共通点や同じ悩みを持っていることに気づいて、距離が縮まっていくことも。
第一印象を覆すことは難しいですが、毎日顔をあわせる職場の人とは「苦手意識」をまずは取り払ってコミュニケーションをはかってみましょう。
④ポジティブに考える
ネガティブ思考の人は、特に周りの人と自分を比べてしまい、自分に自信を持てないでいます。
いくら結果を出している人が周りにいても。
気にすることはありません。
不完全な自分を認めることで、他人の素晴らしいところを素直に認められるようにもなります。
そうすることで、意外と苦手意識のあった人とも付き合いやすくなりますし、ポジティブなセルフイメージを持つことで、周りからの印象もガラリと変わっていきます。
⑤割り切って付き合う
プライベートでも職場の人と付き合っていませんか?
ある程度はいいですが、あまり仲良く鳴りすぎるのもストレスの原因になることも。
一人で行動することを心がけ、周りに流されすぎないようにするのもトラブル改善の一歩になります。
⑥仕事に集中する
ストレスがたまりすぎると、そうも行かないかもしれません。
ですが、鈍感な振りをしてでも、周りのことに振り回されず仕事に集中するのも対処法の1つです。
過剰反応して疲れるよりも、その分のエネルギーを仕事に向けたほうがいいですよね?
人間関係がうまくいかない人の5つの特徴とは?
では、どういったタイプの人が、職場での人間関係がうまくいかないのか。そ
の特徴をご紹介いたします。
自分や周りがこういった行動をしていたりしませんか?
① 自分が責任をとりたくない
職場でトラブルメーカーになりやすい人は、自分が責任をとることが大嫌いです。
例えば、職場内や取引先と問題が起きたら、責任の所在を曖昧にしようする人いませんか?
また、他人のせいにすることも。「私は悪くない」とストレートに上司や同僚に向かって言い放つ人もまさにトラブルメーカーになりやすい人です。
結果的に、自分に非がなかったかを省みることさえありません。
② 謝罪の言葉が出てこない
職場内や取引先との間で何か問題が生じた際に、相手に対して謝罪の言葉が出てこない。
頑固で自分の意見を曲げない人というのも、職場の人間関係を円滑にできない人の特徴です。
賛否があるかもしれませんが、ビジネスでは特に相手と何か問題が生じた際には、自分自身に非がなくとも相手に謝罪をしたり、自分の意見を曲げることが時には必要ですよね。
問題解決の処理スピードが上がることもあります。
また、自分自身に非があった場合には、素直に謝るのが鉄則です。
③ 自分が成長できないのは、今の環境が悪いと思っている
特に若い世代の社会人には自分自身の実力不足を棚に上げて、「自分が成長できない(活躍できない)のは、環境が悪いため」と思っている人もいます。
本人は「会社が悪い」「上司が悪い、使えない」「同僚が悪い」と強く信じており、態度に出ることも。
このような考えを持つ人が同僚や上司と上手くやっていくのは難しいのです。
④自分勝手な行動や協調性に欠けている
自分勝手な行動をや、感情をすぐに表にあす人にも要注意。
一部の職人や職種を除くと、ほとんどの職場ではチームワークが基本です。
しかし、自分勝手な行動をとったり協調性に欠ける言動をしていれば、必然的にトラブルが誘発されてしまい、人間関係が上手くいかないのは当然です。
⑤ネガティブな発言や仲間の悪口が多い
特にマネジメントを行う立場にある社会人は、チームを引っ張っていったりまとめていくことが大切です。
その為にも、ポジティブさというものが求められる能力のひとつです。
そうでなくても、ネガティブな発言はあまり聞いていて気分が良いものでもありませんよね。
しかし、トラブルメーカーになりやすい人は思考が常にネガティブで、職場でネガティブな発言を連発したり、人前で会社批判や、同僚や上司といった仲間の悪口をよく口にします。
こうして見ると、多くの人はコミュニケーションをとることに問題があるようにも見えます。
ほとんどは他人のせいにして自分の保身を考える。
相手の気持ちを考え、思いやる能力が低い人が多く見られるようです。
相手を信頼することで人間関係は良好に保てる
トラブルを避ける為にも、相手の事を信頼することも大切です。
仕事はそもそも一人では出来ないことばかりです。
周りとのコミュニケーションが大切ですし、信頼関係こそが仕事を円滑に進める為のポイントでもあります。
知らないことはすぐに聞いたり、相手が聞いてきたことは親切に答える。
お互いに敬意を持って仕事をすることで、関係性の調和がいい状態にあるとされ、仕事のパフォーマンスも向上するという結果もでています。
まずは自分やその周りを客観的に見て、何が足りないのか。
どう接すれば良いのかを把握し、相手との信頼関係を築いていくのも、とても有効な手段です。
どうしても改善しない!転職を考える時の注意点とは?
転職の主な理由は年収への不満が1位を占めています。
その次に人間関係を原因とした転職は意外と多く、転職求人サイト・マイナビ転職でもアンケートのなかで大きな割合をしめています。
しかし、転職をして全てが解決するというわけでもありません。
もし人間関係を悪化させていた原因が自分になるのならば、他の場所に行っても同じ結果になってしまいます。
まずは自分の考え方を改めてみましょう。
ほかにもパワハラに近いケースは、公正な場所にキチンと相談して対処してもらうことも重要です。
それでも改善しない場合や、社内にいるかぎり関係が拗れすぎていて解決出来ない。という場合は転職するのが無難です。
転職すると決まったら、今の職場に迷惑を掛けないように辞めるようにしましょう。
引き継ぎが中途半端だったり、残された人へ後味の悪い思いをさせるようなことはないように。
後からどう思われても良いかもしれませんが、業界内の繋がりがある場合や、人との繋がりでどう自分の情報が伝わるか分かりません。
周囲とは円満な関係を築いて転職準備を始めるようにしましょう。
職場はトラブルが起きることは仕方ないと割り切ろう
心理学的に見ても、さまざまな人が集まる職場ではトラブルが起きることは仕方がないとされています。
ストレスのない職場をと考えていても、一人が輪を乱すとどうしても難しいものです。
ですが、悩んでいるのは自分だけではないと思えば、少しは気分が軽くなるのではないでしょうか?
客観的視点から見て、何を変えれば良くなるか、どう行動すればうまく回るか。
自分意外の場所にもフォーカスして、考えてみれば簡単に人間関係は良好になるかもしれません。
転職を考える前に一度、周りに相談してみてより良い人間関係を築けるように立ち回ってみてください。
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