お金をもっと貯めたい!
今月こそは貯金しよう。老後が不安だからお金を貯めよう。子供の将来のためにも…そう思っていても、ついつい給料日までお金を使い切っていませんか?
節約しても貯金が出来なかったり、ついつい浪費していたり…。理由はそれぞれありますが、お金がたまらない人には決まった共通の特徴があるんです。
だらだらと浪費してしまうと悩んでいるあなたにこそ見てほしい、貯まらない人の特徴。そして、お金を貯める方法さえ知ってしまえば、年収に関係なく貯金を増やすことだってできるんです。
今回は浪費癖をなくす方法、家計を見直すコツから、貯金を増やす方法まで、とことん知って得するワザも伝授いたします。まずは、自分のお金に対する意識がどういうものか。お金が貯まらない人の特徴を見ながら、考えていきましょう。
お金が貯まらない人の特徴って?
貯金を確実に増やす方法
・収入と支出を「見える化」させる
・先取り貯金
・節約術
・銀行の利用方法を工夫する
・クレジットカードを積極的に利用する
貯金を増やす方法のまとめ
お金が貯まらない人の特徴って?
特徴1 毎月の収支がわかっていない
毎月どのぐらいお金が入ってきて、いくらの出費があるか把握していますか?
この場合の出費は、家賃や光熱費、通信費といった固定支出です。これらがどのぐらいあるのかがわからないと、何が無駄遣いになっているのかもわかりませんし、貯金額を捻出することもできません。無理に貯金をしようとしても、結局は辛くなってストレスになってしまい、それを発散するために無駄遣いに走るなんて経験ありませんか?
特徴2 残ったお金や小銭を貯金しようとしている
毎月残ったお金を貯金しようと考えていたり、お財布の中に残っている小銭を貯金しようという500円玉貯金など。これだけで貯めようとするのも特徴です。
お財布にお金があると、ちょっとぐらい大丈夫、と使ってしまいますよね。今月無理だったから、来月頑張ればいいや…というのも甘い考えで、本当に来月頑張れるか保証がありません。
結局、毎月それの繰り返しで、ずるずるとお金が貯まらない、無駄遣いを続ける結果になってしまうのです。
特徴3 節約術や家計簿を完璧にしようとしている
本屋に積まれている様々な家計簿や節約術や貯金術についての本。これらを手に、完璧にこなそうとしていませんか?レシートで支出を把握して行くことは大切ですが、きっちりと計算して、1円のずれも許さない!なんて完璧主義に走ると、すぐに疲れてしまい、無理だと諦めてしまうのです。
特徴4 生活自体がルーズ
生活がルーズな人は、お金に対してもルーズな人が多いのも特徴です。自分の欲求に従って生活をするため、計画性がなくお金の使い方にもそれが表れてしまいます。お金を貯める時は我慢も必要ですが、ある程度自分を律することが一番大切です。
特徴5 ストレス発散の衝動買いが多い
コンビニで新商品を見るとつい買ってしまう。まとめ買いセールをしているとつい買ってしまう。
そういった小さな衝動買いや、ストレス発散に欲しいものをぽんと買ってしまうのは今すぐやめるようにしましょう。お金が貯まらない体質の人の多くは、ストレス発散が買い物になっていることが多くあります。
あまりお金のかからない趣味や、無駄使いではない範囲でのご褒美を用意するなど、節約のためにストレスを貯めすぎないようにしましょう。
貯金を確実に増やす方法
さて、ここで挙げたお金が貯まらない人の特徴を踏まえて、今度は貯金を増やす方法をご紹介したいと思います。ダメなところ、無駄な部分を徹底的に見直してお金が貯められる、増やせる体質に変えていきましょう!
収入と支出を「見える化」させる
まずは自分の月収入を把握し、どのぐらい毎月支出があるのかを見える化させましょう。
お金が貯まらない人の多くは、お金がどのように動いているのか、具体的に見えていないため、どこを直せばいいのかも分からないままです。見える化はビジネスにおいても、改善のための手段のキーワードです。
まずは給与明細を準備し、1ヶ月の手取りの収入を把握します。住民税や国民年金、保険料などが引かれて手元に残る金額がわかったら、次は家賃などの固定費です。水道光熱費、交通・通信費、生命保険料など毎月支払いがあるものがわかれば、どの程度の支出があるか把握できます。そして残った分がその他の生活費に回せる金額で。
細かな金額を把握するには、封筒を準備し、そこにレシートを入れてたり、アプリ入力で管理して支出を計算していきます。1ヶ月後にどこでどのぐらい使っているか。食費や飲み会などの交際費、衣服代などはどのぐらいか、ざっくりと計算していきましょう。
これで、あなたの収入と支出は見える化されました。こうなれば、どこにどれだけお金を使っているかが一目瞭然です。「ちょっとコンビニの買い物が多すぎる!」「もっと安いスマホに変えられるのでは?」など、悪習慣の改善点も見える化できるのが最大のメリットです。
月ごとはもちろん、年間でどのようにお金が流れているかが見えれるようになると、その後のライフマネージメントも簡単になるので、ぜひやってみてください。
先取り貯金
先取り貯金とはその名前の通り「余ったお金」を貯金するのではなく「貯金額を先に引き抜く」貯金のこと。
銀行が実施している「定期預金」のようなイメージのものを、自分で行うものです。もちろん、社内預金などがある場合は、それらを利用してもいいでしょう。先取り貯金のルールは下記の通りです。
・貯金用の銀行口座を用意。
・貯金口座に給料日、毎月一定額を移動する。
・貯金用口座のお金には絶対に手をつけない。
そして、残ったお金で生活費のやりくりをしていきます。強制的に貯蓄額を先取りして抜くため、やりくり上手になるというメリットがあるので、ぜひやってみてもらいたい貯金方法です。
というのも、1ヶ月に使える生活費がはっきりするため、そこからどのようにムダを削減していけばいいのか、工夫がしやすくなるためです。少し外食を減らすとか、コンビニやカフェのコーヒーを家から持っていくようにする、など、出来る事から初めて予算内でやりくりできるように工夫が必要となります。
絶対に使わないという意思をもって生活することで、お金に対する考え方もしっかりしてくるので、まずはこの方法を試してみてください。
自動入金のサービスがある銀行もあるので積極的に利用しましょう。また、最初から多くの金額を先取りするのではなく、無理なく増やして行くのも続けるコツです。最初は5000円から初めて、1万円貯金へとランクアップと、徐々に貯金額を増やしていきましょう。
節約術
節約をはじめる際に、まず心がけるのは家計における固定費を見直すことです。先に書いたとおり、収入と支出の見える化をしていれば、固定費についても分かる化と思います。この、毎月必ず出て行くものを見直していくことが、貯蓄のためには重要なポイントです。
<固定費の節約術>
まずは家賃。もしも家賃が収入における割合を多く取っているならば、引越を視野に入れることも考えていいでしょう。ですが、引越するにもお金がかかるものなので、削減しやすい通信費や水道光熱費を見直しましょう。最近では、電気自由化やガス自由化により、使用料金の節約はしやすくなってきています。
大事なのは試算を行うことです。過去数ヶ月分の使用量を見て、サイト等でどのぐらいの節約になるか見ていきましょう。光熱費の見直しだけで、一人暮らしの場合は1000円以上の節約が可能になります。年間にすると1万円を超える節約になるので、これはかなり大きな節約です。家のインターネットの通信費などもセットで支払うことでお得になるプランなどもあるので、自分のマンションや家が対応しているかをみて、検討してみるのもおすすめです。
また、必要不可欠になっているスマホの通信費も、キャリアから格安スマホに変更するなど工夫も必要です。こちらは月額が半額以下になることもあり、多くの場合は4000円程度の節約になります。1年で計算すると5万円程度の節約になることも。ぜひ見直しをしてみてください。
まずは固定費の節約で、節約の仕組みを作ってしまえば、長い効果を得られるので取り組んでみてください。結婚されていたり、家族がいる場合に節約すべきポイントとなるのは保険や住宅ローンです。
もし子供が生まれたばかりの場合は、保障を増やすべきなので出費は仕方がない部分になります。しかし、ある程度の貯金ができたときや、学資保障にも加入しているときなど、子供の成長やライフステージの変化に合わせて必要保障額を見直し、掛け金を変えていくのも保険料節約のコツとなります。
もし住宅ローンを組む予定があったり、ローンを見直せる場合も、専門家と話しながら、すぐに決めることなくじっくりと話合って決めましょう。
<変動費の節約術>
変動費とは、食費や娯楽費、交際費といった雑費です。例えば新しい服を買ったり、家電を買ったり、飲み会費用や旅行といったものがこちらに含まれます。
毎月の出費は異なりますが、積み重なると大きなもの。旅行にいくにもLCCを使ったり、海外旅行を国内旅行に変更するなどして、大きな金額を節約する事ができますが、固定費とはちがい1回限りの節約となります。
食費に関しては、毎日の缶コーヒーなどを止めたり、定価で購入するコンビニよりもスーパーやディスカウントショップでのお菓子を買うように変更したり、不要な飲み会へは参加しないようにすることで抑えることができます。
また、スマホや新聞、定期購読の契約などの費用も見直すことが大切です。特典につられて入会したものの、あまり使っていない、読んでいない…という場合は解約して不要な出費を抑えていきましょう。
銀行の利用方法を工夫する
貯金といえばやはり銀行のイメージ。最近は低金利で預けてもお金が増えないなんてことは当たり前ですが、高金利の銀行も意外と存在します。生活費用の銀行口座とは別に、貯金用の銀行口座は高い金利のところを選ぶようにしましょう。
最近では、ネットバンクが金利が高く人気です。特にソニー銀行は金利の高さは勿論、コンビニATMの手数料が無料で預金できたりと便利なためおすすめです。
他にも手数料がオトクなのがイオン銀行です。ほかにも、自動的に指定の口座に振り込みをしてくれる機能や、低額からはじめられる資産運用に関しても、ネットバンクは高い金利が設定されているのでとても有利です。
クレジットカードを積極的に利用する
クレジットカードといえば、使いすぎて無駄遣いの元になると使うのを嫌がる人もいるかと思います。しかし、実は貯金出来ている人やお金持ちの人ほどほどクレジットカードを利用しているという調査結果もでているのです。
貯金出来ている人と出来ない人の差は、カードの使い方にあります。リボ払いを使わないのは大原則として、貯金出来る人と出来ない人ではカードの使途が異なります。雑誌「SPA!」でのアンケート結果で「手持ちの現金が足りなければ迷うことなくカードを使う」という質問に対して、貯金が出来ない人ほど使うのに対し、貯金ができる人はあまり使わないと答えます。
では、なぜクレジットカードが貯蓄に繋がるのかというと、普段の買物でカードを使用し管理しているというところがポイントです。食費や交通費、水道光熱費などは特にカードで支払うとキャッシュバックやポイント還元があるため、塵も積もれば山となり大きな金額が浮くことになります。
こういった費用をクレジット払いにすると特定のサービスが受けられたり、ボーナスポイント還元がある会社もあります。楽天カードのようにポイント還元率が高いものもあるので、そういったカードを使い、上手に節約しています。
また、どのぐらい使っているかがすぐにネット明細でチェック出来るため、支出の把握が出来るのも節約のテクニックです。お金の貯まる人は常に自分のキャッシュフローを把握しながら調整しています。また固定出費に関してはポイントも意外と大きなメリットになるため、カード払いをするのが理想的です。
貯金を増やす方法のまとめ
自分のお金の流れはどうでしょうか?
意外と節約出来る固定費の見直しをするだけでも、数万円以上の無駄が削減できます。それらを貯金に回せば、一年後には10万単位の貯金が出来ちゃうなんて人も。
まずは自分の財布の中身を把握して、目的を持って貯金出来る体質へ変われるように見直していきましょう。ある程度の資金が貯まったら、株投資などを考えて貯金を増やすというのも大切な事です。最近では、1000円単位で積立出来る投資信託も人気です。コツコツと積み上げていく内に、大きな金額になっていることも。
お金について勉強しながら、自分のライフスタイルを見直しましょう。
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