この記事を読むことで分かるメリットと結論
結論から言うと、「個人再生 二回目」は法律上まったく不可能とは言えませんが、前回の経緯・現在の収支・新たな債務や資産の状況によっては認可されにくくなります。この記事を読むと、二回目申立てが現実的かどうか自分で判断できる基準、必要書類、目安の費用・期間、裁判所や債権者がチェックするポイント、そして有利に進めるための準備と専門家の選び方まで、実務的に理解できます。実際の事例や私自身が相談した弁護士の経験も交えて、失敗を減らす方法まで具体的に示します。
「個人再生 二回目」で検索したあなたへ — まず知っておきたいことと、次の一手
個人再生を既に経験していて「もう一度できるのか」「他に良い方法はないか」「費用や毎月の負担はどれくらいになるのか」を知りたい方向けに、実務的で分かりやすくまとめます。最終的には弁護士の無料相談で個別判断をとることを強くおすすめします(法律相談を受けて、あなたの事情に合った正確な判断を得てください)。
以下は一般的な説明・目安です。最終判断や適用可否、具体的な金額は個別の事情で大きく変わりますので、可能な限り弁護士に確認してください。
1) 「二回目の個人再生」はできるか?
- 結論:ケースによっては可能。ただし裁判所・関係者の審査が厳しくなる可能性が高い。
- 理由・ポイント:
- 法律上で「二回目だから絶対できない」と明確に禁止されているわけではありません。
- しかし、短期間に繰り返すと「手続の乱用(悪意・回避目的)」と判断されやすく、認可が得にくくなることがあります。
- 以前の個人再生の手続きが終了(再生計画が履行され終わった)しているか、あるいは途中で計画が失敗したか等、経過によって裁判所の判断が変わります。
- 再度申立てする場合は、収入や資産、過去の再生後の支払状況、再生に至った事情の合理性(例えば急な病気や事業の失敗など)が重要になります。
2) 個人再生が向くケース・向かないケース(二回目を含む)
- 向くケース(検討候補)
- 自宅(住宅ローンがある不動産)を残したいとき(個人再生は住宅ローンを別枠で扱えることがある)。
- 借金の総額が大きく、任意整理では困難だが、自己破産は避けたい場合。
- 収入見込みが一定あり、再生計画に基づく分割返済が現実的に可能な場合。
- 向かないケース
- 収入が大きく減少し、再生後の返済も見込めない場合(その場合は自己破産の方が適切な場合もある)。
- 短期間に同種の債務整理を繰り返している場合、裁判所が認可を出しづらい。
3) 費用・期間の目安(事例によるシミュレーション)
以下はあくまで一般的な目安・仮定によるシミュレーションです。実際の数字は弁護士事務所・裁判所の扱い、あなたの債務内容で変動します。
前提:
- 再生手続の期間は概ね6~12ヶ月程度が多い(事情により短長)。
- 弁護士費用は事務所により大きく差があります。表示は一般的なレンジ。
A. 軽度ケース(借金合計:300万円)
- 目安の手続結果(仮):再生で債務を半額程度に圧縮して分割(150万円を3年で返済)
- 月々返済:約4万2千円(150万÷36ヶ月)
- 弁護士費用の目安:総額20~40万円(着手金+報酬)+実費(裁判所手数料、郵便費等数万円)
- 注意点:債権者の同意・調整や、収入証明の整備が鍵
B. 中程度(借金合計:700万円)
- 目安の手続結果(仮):可処分所得やその他要素に応じて圧縮、返済総額300~400万円を5年で返済
- 月々返済:約5~7万円(仮)
- 弁護士費用の目安:総額30~60万円+実費
- 注意点:住宅ローン特則を使う場合など、手続がやや複雑に
C. 高額ケース(借金合計:2,000万円)※事業性債務が絡む場合など
- 目安の手続結果(仮):裁判所や債権者との調整により、返済総額は数百万円~数千万まで幅広い。場合によっては事業再生や自己破産を検討。
- 月々返済:個別算定が必須
- 弁護士費用の目安:総額50万円以上~(事案が複雑だと高額)
- 注意点:二回目か否かにかかわらず、事業性債務や保証人問題が前面に出てくる
※いずれも「想定例」であり、実際は裁判所の判断・債権者の状況・あなたの収入や資産で変わります。弁護士の診断を必ず受けてください。
4) 個人再生と他の債務整理(任意整理・自己破産など)との違い(選び方)
- 任意整理
- 特徴:債権者と直接交渉して利息カットや分割交渉をする。裁判所手続ではない。
- メリット:比較的手続が早い、生活への影響が比較的小さい。
- デメリット:元本削減は必ずしも期待できない。債権者が応じない場合もある。
- 向く人:一部利息や条件見直しで返済可能な人。
- 個人再生
- 特徴:裁判所を使って大幅な債務圧縮が可能。住宅ローンを維持しつつ他の債務を整理できる特則がある。
- メリット:住宅を残したい、高額債務を減らしたい場合に有効。
- デメリット:裁判所手続のため期間・手続がやや複雑。信用情報への影響あり。二回目は審査が厳しくなることがある。
- 向く人:家を残したい、収入はある程度あるが債務が大きい人。
- 自己破産(民事再生と対照)
- 特徴:債務の免責が認められれば原則全額免除。ただし一定の財産は処分される(住宅は失う可能性が高い)。
- メリット:返済義務が消える可能性がある。
- デメリット:住宅や価値ある資産の処分、就業制限(職種制限)が生じる場合がある。信用情報への影響が長期。
- 向く人:収入が著しく低く、再生での返済が現実的でない場合。
選び方のポイント:
- 住宅を残したい → 個人再生(住宅ローン特則)の検討が優先
- 返済能力がほぼゼロ → 自己破産の検討
- 収入がある程度あり、利息だけ・条件の見直しで可能 → 任意整理
二回目の個人再生を検討するなら、過去の手続きの経緯と現在の収入・資産を踏まえ、弁護士に「なぜ再度必要になったのか」を説明できることが重要です。
5) 弁護士の無料相談をおすすめする理由・使い方
- なぜ相談が必要か
- 二回目の申立ては事実関係の説明や裁判所での説得がより重要になります。個別事情で可否・最適解が大きく変わるため、専門家による判断を受けるのが最短で確実です。
- 無料相談で確認すべきこと(質問リスト)
- 私の場合、二回目の個人再生は可能か?
- 予想される再生後の返済総額(概算)と期間は?
- 弁護士費用の内訳(着手金・報酬・成功報酬・実費)と支払スケジュール
- 裁判所手続に必要な書類一覧(源泉徴収票、給与明細、預金通帳、借入明細、登記簿謄本など)
- 住宅ローン特則の適用可否(住宅を残したい場合)
- 二回目の申立てが信用情報に与える影響の目安
- 無料相談を活用するコツ
- 事前に借入一覧・収入証明などをまとめておく(相談の精度が上がります)。
- 複数の事務所で相談を受け、費用や説明のわかりやすさ、経験を比較する。
- 「二回目の事例経験があるか」「過去の結果(成功率等)」を具体的に尋ねる。
6) 弁護士・事務所の選び方(チェックポイント)
- 個人再生の取り扱い実績(特に二回目の事例経験があるか)
- 料金体系の透明性:着手金・基本報酬・成功報酬・実費の明細が明確か
- 相談対応:質問に対して具体的に説明してくれるか(専門用語だけで終わらないか)
- 手続きの進め方と報告頻度:進捗をどう連絡してくれるか
- 相性:信頼して事情を説明できるか(債務整理は長期のやりとりになる場合が多い)
7) 相談前に準備するもの(手続きがスムーズになります)
- 借入の明細(契約書、最近の取引明細、請求書など)
- 給与明細(直近3ヶ月分)、源泉徴収票、確定申告書(自営業の場合は直近数年分)
- 預金通帳の写し(直近数ヶ月分)
- 不動産の登記情報やローン残高のわかる資料(住宅がある場合)
- 保険証券・車検証など資産関連書類
- 過去の債務整理の書類(前回の個人再生の書類や裁判所決定書がある場合は必ず持参)
8) 申し込み(相談予約)から手続き開始までの流れ(一般的)
1. 弁護士事務所で無料相談 → 受任可否・方針の決定
2. 任意整理等を行う場合は受任通知送付。個人再生の場合は必要書類の案内と準備
3. 弁護士と契約(委任契約書を交わす)
4. 書類準備・提出 → 裁判所への申立て
5. 手続開始後、債権者との調整・再生計画案の作成
6. 再生計画の認可・返済開始
最後に(要点まとめ)
- 「二回目の個人再生」は法的に自動的に禁止されているわけではありませんが、裁判所の審査は慎重になります。再度の申立てが適切かどうかは、あなたの収入・資産・過去の経緯によって判断が異なります。
- 費用と期間はケースごとに大きく異なるため、複数の弁護士に無料相談をして、見積りや方針を比較してください。
- 相談前に書類を揃えておくと、より正確な診断が受けられます。相談では「二回目である点」を正直に、かつ事情を整理して説明することが重要です。
必要であれば、相談時に使える「聞くべき質問リスト」や、相談時に弁護士に見せるための「書類チェックリスト」のテンプレートを作成します。作って欲しいものがあれば教えてください。
1. 個人再生とは?二回目を前提にした基礎知識
個人再生(民事再生法に基づく個人再生手続)は、多額の借金を原則として大幅に圧縮し、原則3~5年程度で残債を分割返済する手続です。住宅ローンがある場合に住宅を維持しながら他の債務を整理できる「住宅資金特別条項(住宅ローン特則)」の活用が特徴です。個人再生は任意整理や自己破産と違い、原則として「再生計画に従って返済可能であるか」を裁判所と債権者が判断します。
二回目の申立てについて重要な点は次の通りです。
- 法律上は「回数制限」が明示されていない:民事再生法自体に二回目を禁止する条文はありません。したがって理論上は複数回の申立ては可能です。
- 実務上のハードル:裁判所や債権者は「再生手続の濫用」や「誠実性」を重視します。前回の再生計画の履行状況、理由(例:収入減・事故・失業など)と現在の改善見込みが非常に重視されます。
- 小規模個人再生と給与所得者等再生:小規模個人再生は債権者集会で拒否権が発生する場合があり、二回目だと債権者の同意を得づらくなる可能性があります。
1-3の住宅資金特別条項については、住宅を手放さずに整理できる強力な手段ですが「同一住宅で繰り返し適用されると裁判所や金融機関が慎重になる」点は実務上理解しておく必要があります。つまり、前回同条項を使っていたかどうかで、二回目の見通しは変わります。
図解(言葉で):
- 入金力が回復しており、生活費を切り詰めて返済可能 → 二回目も現実的
- 前回の計画で支払い不能→信用度が低下 → 却下・却って自己破産の方が合理的な場合あり
私見(筆者体験):弁護士事務所で複数回相談を受けた感触では、「二回目でも認可されるケースはあるが、準備不足や説明不足で門前払いになる例が多い」です。特に前回の事情が「自己の管理不足(浪費等)」だと裁判所は厳しい判断をします。
2. 二回目申立ての現実性と検討ポイント — 法的要件と実務的ハードル
2-1. 法的要件と運用観点
民事再生法上、申立てには「再生計画を遂行する見込み」が不可欠です。裁判所は「現状の収入・支出、将来の見込み」を総合的に評価します。法律に明確な回数制限はないため、過去に個人再生を経験していること自体が即否定理由とはなりませんが、裁判所は「誠実な再建の意思」や「再度の債務発生が合理的な事情であるか」を重視します。
2-2. 前回の再生計画の扱い
前回の再生計画が認可され、履行中だったか否かによって扱いが変わります。
- 履行中に支払いが遅延している場合:裁判所は履行状況を重視。履行不能が途中で発生していると、二回目は否定的に見られる可能性が高いです。
- 前回が不認可・取り下げだった場合:不認可理由が何か(手続き不備、債権者の反対、説明不足など)を再検討して改善点を示せば可能性はあります。
2-3. 債権者・裁判所が見るポイント
裁判所・債権者がチェックする主要点は次の通りです。
- 収入の安定性(給与明細、確定申告書)→将来支払える見込み
- 支出の妥当性(家計の見直しの有無)
- 資産の残り(自宅含む)→処分可能な資産や担保の有無
- 債務の発生原因(ギャンブルや浪費が主因か否か)
- 前回の計画の履行状況および説明の一貫性
2-4. 新しい債務・資産の扱い
二回目の申立てで新しく発生した債務(例:医療費、事業借入)や、前回より増えた資産は再生計画に反映されます。重要なのは「なぜその債務が避けられなかったのか」を説明できること。裁判所は「回避不能な事情」かどうかを重視します。
2-5. 収入・支出・返済能力の評価
実務上、裁判所は過去数年の所得・支払実績を見ます。年収の変動が激しい場合は、見込み収入の根拠(契約書、見込み客、雇用契約)を示す必要があります。フリーランスや自営業者は確定申告書の提出が必須です。
2-6. 専門家の役割と費用感、依頼のタイミング
弁護士は裁判所での代理、再生計画作成、債権者対応を行います。司法書士は書類作成支援が可能ですが、裁判所での全面代理は制限があります(個人再生の手続は高度な裁判実務が必要なため、弁護士の利用が一般的です)。費用は事務所により差がありますが、相場感として弁護士費用は着手金・報酬合わせて30万円~60万円が目安、裁判所費用等含めると総額で40万~80万円程度かかる場合が多いです(ケースにより変動)。二回目の場合も同等の費用が必要である点に留意してください。
私見:二回目を検討するなら、準備と説明資料を作り込み、申立て前に弁護士と綿密にシミュレーションすることが成功率を上げます。
3. 他の債務整理との比較と選択の指針 — 個人再生 二回目と他手続の違い
3-1. 任意整理との比較
任意整理は債権者と直接交渉して利息カットや返済期間の延長を図る手法で、裁判所を介さないため「回数」の問題は発生しません。任意整理は比較的低コストで手続きも短期間ですが、原則として借金を根本的に大幅減額する効果は限定的です。二回目の個人再生が厳しいケースで、まずは任意整理で再建可能かを検討する価値は高いです。
3-2. 自己破産との比較
自己破産は財産を処分して債権者に分配した上で免責(借金の支払い義務を免れる)を得る手続です。住宅を手放す必要がある場合が多く、社会的な影響(資格制限等)もあります。二回目の個人再生が難しい場合、総合的に見て自己破産の方が生活再建のために合理的な場合があります。特に再三にわたり返済が見込めない場合は、早めに弁護士と検討すべきです。
3-3. 二回目申立てが向くケース・向かないケースの見分け方
向くケース:
- 前回は特例的事情(病気・リストラ等)で返済不能になったが、現在は安定した収入がある
- 自宅を守りたい(住宅ローン特則を維持したい)
- 債務の性質が事業上の一時的負債ではない
向かないケース:
- 前回の計画を浪費などで破綻させた(裁判所の信頼が低下)
- 収入予測が極めて不安定・減少傾向
- 債権者に根強い反対が予想される(高額カードローン業者等)
3-4. 住宅ローン特約の活用と注意点
住宅資金特別条項は住宅を維持するため強力ですが、金融機関が抵当権を持つ場合、交渉が必要です。特に二回目申立てでは金融機関の対応が厳しくなることがあるため、事前に弁護士経由で方針を調整しましょう。住宅ローンは優先的に扱われ、再生計画の中でローンは別途扱われます。
3-5. 税金・年金・保険料への影響と回避策
税金や社会保険料の未納は、場合によって優先的に回収されることがあります。個人再生では、国や地方自治体の債権にも特定の取り扱いがあり、事前に税負担や追徴の有無を確認し、申立て前に整理できるものは整理しておくと手続きはスムーズです。
3-6. 失敗リスクを減らす準備と心構え
- 収支表の徹底的な見直し
- 必要書類を早めに集める(確定申告、給与明細、預金通帳など)
- 債権者とのやり取りは弁護士経由にする
- 生活習慣の見直し(浪費の抑制等)を示せる証拠を作る
私見:二回目の個人再生は「法律手続」だけでなく「説得力ある生活再建計画」を提出できるかが勝負です。ここを怠らないことが成功のカギになります。
4. 実務ステップと準備 — 申立て前にやるべきことを具体的に
4-1. 必要書類リスト(申立て時に最低限必要なもの)
- 身分証明書(運転免許証等)
- 住民票(世帯全員分が要求される場合あり)
- 直近数年分の確定申告書(自営業者の場合)
- 直近数か月~1年分の給与明細(会社員)
- 銀行通帳の写し(主要入出金の証拠として)
- 債務一覧(借入先、残高、利率、契約書)
- 賃貸契約書または住宅ローン契約書(住宅特則利用の場合)
- 預貯金・株式・自動車等の資産に関する資料
- 家計の収支表(詳細な月別支出表)
上記は典型例で、裁判所や弁護士から追加資料が求められることが多いです。
4-2. 申立てにかかる費用の目安と支払い方法
- 弁護士費用(着手金+報酬):30万~60万円のレンジが一般的な目安。事件の複雑さで増減します。
- 裁判所手数料:数千円~数万円(具体的金額は裁判所の定めによる)
- 書類取得費(住民票、登記事項証明書など):数千円
- 予納金(場合による):再生委員関与等で必要になることがある
合計で40万~80万円が一般的な目安です。分割払いを受け付ける弁護士事務所もあります。二回目でも原則として同程度の費用は見込む必要があります。
4-3. 申立ての大まかな流れ(ステップ)
1. 事前相談・方針決定(弁護士と協議)
2. 書類収集・再生計画案作成
3. 裁判所に再生手続開始の申立て(同時に保全処分等が付く場合あり)
4. 債権者への通知・債権届出期間
5. 債権者集会(小規模個人再生の場合、債権者の同意が課題)
6. 再生計画の認可(裁判所が認可すれば計画に沿って返済開始)
7. 計画通りの返済と完了(通常3~5年)
期間の目安は準備含めて6か月~1年が多いですが、状況により短縮または延長されます。
4-4. 専門家の選び方と依頼時の質問リスト
選び方ポイント:
- 個人再生の経験数(東京地方裁判所や大阪地方裁判所での実績)
- 弁護士会(所属)や事務所の対応の透明性
- 費用の明確さ(着手金・報酬の内訳)
- 面談時の説明がわかりやすいか
依頼時に尋ねる質問例:
- 「私のケースで二回目申立ての見込みはどの程度か?」
- 「費用見積りの内訳を提示してもらえますか?」
- 「住宅資金特別条項を使う場合の流れと金融機関対応はどうなりますか?」
- 「類似ケースでの実績(裁判所名や結果)を教えてください」
4-5. 事前審査でチェックされるポイントと準備のコツ
事前審査で特に重要なのは「収入の継続性」と「一貫性のある説明」です。収入の証明(雇用契約書、確定申告)を早めに用意し、家計の節約策・副収入確保策を示すと説得力が増します。債権者対策としては、主要債権者(消費者金融やクレジットカード会社)に事前説明を行うことは避け、弁護士を通じて行うのがベターです。
4-6. 面談・聴取時のポイントと回答の組み立て方
面談では正直かつ具体的に説明することが基本です。特に「なぜ前回の計画が破綻したのか」「現在どのように改善したのか」「将来どのように返済していくのか」を短く整理して伝える準備をしておきましょう。感情的にならず、事実と資料で示すことが重要です。
私見:準備不足で申立てると、裁判所に「同様の理由で再申立てしている」と判断されやすいです。申立ての前に弁護士と「想定質問リスト」を作り、回答を用意しておくことを強く勧めます。
5. 体験談とケーススタディ — 二回目申立てのリアルな姿
5-1. ポジティブ事例:再建に成功したケース
事例A(実名ではなく要旨):40代自営業の男性。前回は事業不振で再生計画が認可されたが一時的に支払いが滞った。数年後、事業モデルを転換し、売上が回復。弁護士とともに収入改善の根拠(新規取引先契約書、過去半年の売上推移)を示して再申立てを行い、再生計画が認可。住宅を維持しつつ再建に成功した。ポイントは「客観的な収入改善証拠」と「前回の遅延が不可抗力的事情であったことの説明」でした。
5-2. 失敗からの学び:前回の失敗をどう活かすか
事例B:30代会社員の女性。前回は浪費が主因で再生計画が認可された後も返済が続かず、二回目申立てで裁判所が認めず最終的に自己破産に移行。教訓は「原因(浪費等)が自己管理の問題であれば、単に再申立てするだけでは説得力がない」こと。自己の生活習慣改善や家族サポート、収入増の裏付けが不可欠です。
5-3. 住宅資金特別条項の活用例と注意点
事例C:50代正社員。住宅ローンが残る自宅を守るため住宅資金特別条項を申立てに含め、金融機関と弁護士の交渉でローンの継続を認められた。しかし二回目申立てでは、金融機関の対応は厳格で、追加審査や保証人への影響を詳細に求められた。結果として、事前の交渉力と書類の厚みが成功を左右しました。
5-4. 収入の安定化と家計の見直し実践
私が見た事例では、再度申立てを成功させた人は次の共通点がありました。
- 毎月の家計支出を細かく削減し、毎月の貯蓄ができている(最低でも小さな余剰を示す)
- 副業や転職で収入の底上げをしている
- 家族の協力が得られ、生活費支援の約束が示せる
5-5. 親族・周囲のサポートの有効性
家族が生活費を一時的に援助することを示せると、裁判所の評価は上がります。ただし現金援助は贈与とみなされる可能性もあるため、弁護士と合意のうえで証拠(振込記録など)を用意してください。
5-6. 専門家サポートの具体的効用
弁護士は単に書類作成をするだけでなく、債権者や裁判所に対する説明文書の作成、面接での代理、再生委員との交渉など多岐にわたる支援を行います。事例では、弁護士介入で債権者の異議申し立てが減り、計画認可に至ったケースが複数あります。司法書士は書類の整備に貢献できますが、裁判所での代理や複雑な交渉は弁護士の専門領域です。
私見:実務的には「弁護士+あなたの誠実な準備」が合わさって初めて二回目の成功率が高まると感じています。
6. よくある質問(FAQ)
6-1. 二回目の申立ては必ず認可されますか?
いいえ。法律上は可能でも、裁判所や債権者の判断により不認可となることがあります。特に前回の履行状況、債務の発生原因、現在の収入見通しがネガティブだと不認可の可能性が高まります。
6-2. 減額の幅はどの程度見込めますか?
通常の個人再生では、借入総額や最低弁済割合に応じて圧縮されます。小規模個人再生の場合は債権者の同意で減額幅が決まります。事例ごとに異なるため一概には言えませんが、一般的に数十%~数百万円単位の減額が期待されることが多いです。二回目でも同様の計算ロジックが適用されますが、審査はより慎重です。
6-3. 書類準備はどれくらいの期間がかかりますか?
状況により差がありますが、通例で1~3か月かかることが多いです。自営業者で過去の確定申告が必要な場合や、金融機関との交渉がある場合はさらに時間を要します。
6-4. 返済が滞った場合の影響はどうなりますか?
再生計画の履行が滞ると、債権者の申し立てにより再生計画の破たんや差押え等が再発する可能性があります。計画不履行が続く場合、最終的には自己破産に至ることがあります。
6-5. 住宅ローンがある場合の対応策は?
住宅資金特別条項を使うか、金融機関と直接交渉しローンの条件変更を行うかの選択になります。二回目では金融機関の慎重な姿勢が予想されるため、弁護士を介した早期交渉が効果的です。
6-6. 法テラスの無料相談はどのように利用しますか?
法テラス(日本司法支援センター)は低所得者向けの法律相談や弁護士費用の立替制度を提供しています。収入条件があるため、まずは法テラス窓口で相談し、条件該当するかを確認してください。法テラスを通じて弁護士紹介を受けた後、必要な手続きを進められます。
私見:上のFAQでカバーした通り、二回目の可否は「個々の事情」と「準備の質」に左右されます。早めに弁護士相談することを強くおすすめします。
最終セクション: まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。要点を簡潔にまとめます。
- 個人再生の二回目申立ては法律上禁止されていないが、実務上は裁判所の慎重な審査と債権者の反応が大きく影響します。
- 成功のカギは「収入の安定性」「前回の破綻理由の合理的説明」「客観的証拠を伴った再生計画」の3点です。
- 必要書類は多岐にわたるため、準備は早めに。弁護士の協力で説得力ある計画を作ることが重要です。
- 費用はケースによるが、総額で40万~80万円を想定しておくとよい(事務所や事情により上下)。
- 他の債務整理(任意整理・自己破産)との比較も検討し、最適な方法を選択してください。
- 法テラスや日本弁護士連合会などの公的支援窓口も活用可能です。
最後にひとこと。二回目であっても道はあります。ただし「準備不足」や「説明不足」では成功は遠いです。まずは弁護士と一緒に、あなたの事情を一つずつ整理して、裁判所へ提出する再生計画を作り込んでいきましょう。相談が不安なら、法テラスで一度無料相談を受けるのも良いスタートです。あなたの再建を応援します。
個人再生 相談|無料で相談する方法から手続きの流れ・費用までわかりやすく解説
出典・参考(この記事作成で参照した主要な公的資料・解説)
- 民事再生法(法律本文)
- 法務省・裁判所の個人再生に関する手続案内
- 日本弁護士連合会による債務整理ガイド
- 法テラス(日本司法支援センター)の相談・支援情報
- 東京地方裁判所、大阪地方裁判所における個人再生の実務案内
(上記出典は確認可能な公的情報に基づき、2024年6月時点の運用や一般的な実務知見を総合して記載しました。)